導入事例

【手の温もり接骨院様】

手の温もり接骨院
大栁 研人院長

ご経歴・開業のきっかけ

ご経歴について簡単に教えてください。

学生時代にテニス部でけがをし、整骨院で施術を受けたことから柔道整復師に憧れ、この道を志しました。その後、大手企業やデイサービスなどを経験し、2024年に開業をしました。

開業の理由を教えてください。

自分が提供したいサービスを提供するためです。さらに言うと、自分自身は「やりたくない」ことだけれど、会社の方針だから「やらなければいけない」ということがない環境がほしかったというのもあります。

目の前の患者様の健康のためになにができるのか?ということを第一に考えて施術に集中できる環境がうれしいです。

また、開業しようとはずっと思っていたのですが、1社目で一緒に働いていた同期が「もし開業するなら一緒にやりたい」と言ってくれたことも後押しとなり、開業をしました。

開業1年を振り返って

現在の院の体制について教えてください(従業員数、スタッフ構成)

自身が院長でありオーナーです。先ほど話した1社目で同期だった鎌谷先生が、勤務柔整師として働いてくれています。

「一緒にやろう」とはなりましたが、共同オーナーは辞めようとふたりで話し、それぞれの「オーナー」「柔整師」という立場で、互いに得意な「経営」と「施術」を突き詰めていて、互いにないものを補っています。

また、「信頼はするけれど信用するのはやめよう」とも話していて、これはお互いに良くないことを良くないと指摘するために、不正が行われないように、必要な心構えだと思っています。

1年を振り返って、率直にどうでしたか?

率直にあっというまでした。日々、一生懸命に仕事をしていたらあっという間に1年が過ぎていた、という気持ちです。ありがたいことに集客がうまくいき、事業計画で1年後に設定していた患者様の人数を開業翌月に達成しました。患者様と「お互い健康でいましょうね」と話しているので、自分たちが元気でいられるように、今年は昨年よりお休みをいただこうと思っています(笑)

集客はどのように行ったのですか?

SNSなども行いましたが、一番効果的だったのはホットペッパービューティーです。とは言っても、ホットペッパービューティーのアルゴリズムなどは自分自身でわからないので、それぞれのプロに依頼し作りこみをしてもらいました。

また、依頼をする前にペルソナを設定したことで、共通認識をもって戦略を立てることができたと思っています。設定したペルソナは集客だけではなく、内装などにも反映させました。壁紙の色、洗面台など・・・。これも自分ではよくわからなかったので、これはおしゃれな鎌谷先生にお任せしました(笑)

開業前とのギャップを感じた点はありますか?

現在、自費が99%で保険が1%と、自費の割合が開業前の想定よりも多く、整体院寄りの運営になったことにギャップを感じています。例えば、「身体の不調はないけれどなんとなく来ました」といった方が来院されることに初めのうちは驚きました。こういったリフレッシュをしたい整体を目的にされている方と痛みを改善したい整骨を目的にされている方とが同じ空間にいるというのは、双方への配慮が必要で、配慮の仕方や度合いを模索しました。

ただ、それでも自分たちの「目の前にいる人の健康と満足度を第一に考える」という気持ちをブレずにもち、ひとりひとりに向き合うことで、整体と整骨の両立ができていると考えています。

うまくいったと感じた工夫や取り組みはありますか?

先ほども話しましたが、ホットペッパービューティーでの集客です。ホットペッパービューティーから予約される方は、基本的に自費での施術だと思って来院してくださるので、価格に対するハードルが高くはないです。

ただ、その中でも、どういった価格設定にするかは悩みました。

結果的に、今一番人気なのは「オーダーメイド施術」というもので、時間別に価格を設定して、その時間内で全力の施術を提供するものです。

ジャパン柔道整復師会を選んだ理由

ジャパン柔道整復師会を知ったきっかけ/相談することになった背景を教えてください。

開業前に勤務していた院がジャパン柔道整復師会に所属していて、レセコン「NOAH」をずっと使用していました。使いやすいレセコンだったので

開業する際に「NOAH」を導入したいと思い会へ連絡をしました。連絡をした後も、押し売り感がなくちょうど良い距離感だなあと感じました。

当時、どのようなお悩み・課題がありましたか?(保険請求、人材、開業手続きなど)

先ほど、ペルソナを設定して戦略を立てた、と話しましたが、実は物件を決めたときに商圏調査をしていなかったんです・・・。設定したペルソナが本当にこの地域にいるのか?いたとしてどのくらいいるのか?どのくらいの人が通ってくれるのか?それらがわからない状態でした。そこで、健生が商圏調査をしてくれるとわかり依頼をしました。融資の面談などで、商圏調査があるのとないのとでは、説得力が全然違ったので、頼んで本当によかったです。

実際に受けたサポートとその効果について

特に助かった/印象的だったサポートがあれば教えてください

正直、開業前は柔整師会に入らなくても良いのではないかと思っていたのですが、会から発信される情報がとても役に立っていて、所属した意味を強く感じています。例えば、法改正や補助金の情報を自分で拾うとなると、時間も労力も多く使うことになると思いますが、ジャパンがそれらの情報を発信してくれるので、より施術や経営に集中することができています。

NOAHに関して

実際に使ってみての使い勝手や便利だと感じた機能はありますか?

分析機能がついているのが便利です。また、交通事故請求の作成もしやすいと感じています。

これからの展望・最後に

今後の院運営や展望について教えてください。

開業直後は「3院まで増やす!」を目標としていたのですが、今はこの1院でまずは勝負したいと思っています。店舗数にとらわれず視座を高く持ちたいという考えに変わりました。気の合うスタッフが増えたら多店舗展開もありかなと。「育てる」というよりかは、自分たちが大手に所属していたのもあり、大手で疲れてしまって、自分のやりたいことができていないような人が、やりたいことをやれるためにうちに来てくれたらいいなと思っています。

ここまで大栁先生のお話を聞き、強く印象に残ったのは鎌谷先生との関係性です。院が好調な要因はここにもあると思いますか?

本当に互いにないものを補い合っている関係性だと思っています。施術力は絶対に彼の方が高いですし、センスもあって、努力にかけてきた時間も桁違いです。なのでそこはもうお任せして、逆に彼が苦手な数字や経営の部分を自分が行っています。実は前までは、分析などは自分でなくても誰がやってもできるものだと思っていたのですが、鎌谷先生からそうではないと言われ、自分だからできることもあるのだなと思うようになりました。

鎌谷先生の人徳や技術、プロのマーケティング戦略、自身の運営、このすべてがあってこその「手の温もり接骨院」だと思います。

 

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