コラム
整骨院の保健所立ち入り検査とは?頻度・内容・対応方法まで徹底解説!
2026.3.4
整骨院の保健所立ち入り検査とは?頻度・内容・対応方法まで徹底解説!
整骨院を運営するうえで避けて通れないのが「保健所による立ち入り検査」です。突然の検査に慌てないためには、どんな内容がチェックされるのか、いつどのように行われるのか、事前に知っておくことが重要です。
この記事では、整骨院における保健所立ち入り検査の目的から頻度、具体的なチェック項目、正しい対応方法までをわかりやすく解説します。日頃の準備にも役立つ情報を網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください。
2025年2月に改定された広告ガイドラインにも対応した最新情報を掲載しています。運営リスクを減らし、患者さんに信頼される整骨院を目指すための知識を身につけましょう。
整骨院の保健所立ち入り検査とは?どんな目的で行われるのか

保健所が整骨院に立ち入って行う検査には、明確な目的があります。これらはすべて、患者の安全と衛生を守るために行われています。
衛生管理が適切に行われているか確認するため
整骨院では、多くの患者が同じ空間で施術を受けるため、感染症予防や衛生管理が非常に重要です。保健所の立ち入り検査では、施術室・待合室・トイレなどの清掃状態や、消毒設備の設置状況などがチェックされます。
特に近年ではコロナ対策や感染症対策が重視されており、換気状況や手指消毒の有無なども確認されることがあります。日常的な清掃と衛生意識が大切です。
施術内容が法律に基づいているかを確認するため
柔道整復師法に基づき、整骨院では医療行為に該当しない範囲の施術しか行うことができません。検査では、実際にどのような施術が行われているかが問診や記録を通じて確認されます。
違法な施術や治療行為に近い内容がないかをチェックされるため、日頃から法令に基づいた運営が必要です。
無資格者による施術が行われていないか確認するため
整骨院で施術を行うには、国家資格である柔道整復師免許が必要です。保健所は、施術を担当しているスタッフが適切な資格を持っているかどうかを確認します。
受付や補助業務のスタッフが施術行為をしていないかも細かく確認されます。スタッフ管理を徹底しましょう。
広告や表示内容に違反がないか確認するため
整骨院の広告には多くの規制があります。保健所は、外看板やホームページ、チラシなどの表示が法令に適合しているかもチェックします。
誤解を招く表現や医療的な効果効能の表現などは違反とみなされる可能性があるため注意が必要です。
整骨院の保健所立ち入り検査の頻度はどれくらい?
保健所の立ち入り検査には、決まった周期と臨時で行われるものがあります。事前に頻度を知っておくことで、日常的な準備がしやすくなります。
開設後すぐに初回検査が行われる
新たに整骨院を開設した場合、開業直後に保健所による初回の立ち入り検査があります。この検査では、施設の構造や衛生環境、資格証の掲示などが確認されます。
最初の検査を通過しないと、正式に営業を始められない場合もあります。事前にしっかり準備しておくことが大切です。
おおむね2〜3年に1回の定期検査がある
営業開始後も、2〜3年に一度の頻度で定期検査が行われます。特別な問題がなくても実施されるため、継続的な管理が求められます。
「しばらく来ていないから大丈夫」と油断せず、日頃のチェック体制を維持しておきましょう。
苦情や通報があった場合に臨時検査が行われる
患者や地域住民からの苦情や通報があった場合、保健所は臨時の立ち入り検査を実施することがあります。
広告内容や施術内容に対する通報、無資格者の疑いなどが対象になりやすいため注意が必要です。
整骨院の保健所立ち入り検査の主な内容とは
立ち入り検査では、施設の衛生状態から掲示物の確認、書類の整備状況まで幅広く確認されます。
施術室・待合室など施設の衛生状態の確認
ゴミの処理や床の清掃状況、換気の有無、消毒液の設置などが細かくチェックされます。トイレや洗面所の清潔さも対象になります。
見た目だけでなく、臭いや衛生器具の管理なども見られるため、常に清潔を保つ意識が必要です。
施術者の資格や登録状況の確認
施術を行っている人物が適切な国家資格を持っているかどうか、原本が掲示されているか、登録番号などが正しいかが確認されます。
柔道整復師免許の原本は、施術所内の見やすい場所に掲示しておく必要があります。
掲示物や広告の内容が法令に適合しているかの確認
院内外の掲示物や広告内容が、法的に問題のある表現をしていないかどうかを確認します。
2025年のガイドライン改正により、広告に関する規制はさらに厳しくなっており、最新の基準を確認することが重要です。
施術録などの記録が適切に管理されているかの確認
施術の内容や日時、担当者名などを記録した「施術録」が適切に管理されているかもチェックされます。
記録がなかったり、不正確だったりすると指摘の対象になります。日々の記録を怠らないようにしましょう。
整骨院が保健所立ち入り検査でチェックされやすいポイント
立ち入り検査では、特に重点的に見られるポイントがあります。これらを把握しておくことで、事前の対策がしやすくなります。
施術所の清掃状態や消毒の有無
施術ベッドや器具、床などがきちんと清掃されているか、消毒が実施されているかは常に見られる項目です。
施術前後のベッド消毒や、患者ごとのフェイスペーパー交換などもチェック対象になります。衛生面は信頼に直結します。
柔道整復師免許の原本掲示があるか
柔道整復師免許はコピーではなく、「原本」を見やすい位置に掲示することが法令で義務づけられています。
免許証が見当たらない場合は違反とみなされる可能性があるため、常に状態を確認しておきましょう。
受付・施術スペースの構造や区画が基準に合っているか
施術室と受付スペースがしっかり区分けされているか、壁や仕切りが不適切ではないかなど、構造的な基準が守られているかが見られます。
特に改装や移転後などは構造が変わるため、基準に適合しているか確認が必要です。
不適切な広告表現が使われていないか
「治る」「完治」「即効」などの表現や、医療機関と誤解されるような文言の使用は法律で制限されています。
チラシ、HP、看板などすべての広告媒体が対象となるため、定期的な見直しが重要です。
整骨院の保健所立ち入り検査で確認される2025年2月の広告規制ガイドラインとは
2025年2月の法改正により、整骨院の広告に関するガイドラインが大きく見直されました。これに違反すると、保健所からの指導・是正命令の対象になります。
根拠のない効果効能の表現は禁止される
「〇〇に効く」「治せる」「完全改善」など、医学的根拠がない効果効能を示す表現は禁止されています。
使用前後で変化があるように見せる文言も、根拠を示せない場合は違反になります。
「治る」「改善する」など医療的表現が制限される
整骨院は医療機関ではないため、病気が治る・改善するといった表現はできません。
「腰痛を改善」「肩こりを治療」なども不適切とされる可能性があり、表現の見直しが必要です。
料金や施術時間の表示が明確でないと違反になる
施術料金や施術時間を表示する場合は、明確かつ正確である必要があります。
「〇〇コース◯円」と記載する際は、時間や対象内容も具体的に示すようにしましょう。
ビフォーアフター画像の使用が制限される
ビフォーアフターの写真は、「効果の保証」と誤解されやすいため、原則として使用が制限されます。
使用する場合は「個人の感想であり、効果を保証するものではありません」といった注意書きが必要になります。
整骨院の保健所立ち入り検査への正しい対応方法とは

保健所の立ち入り検査に直面したとき、適切に対応できるかどうかでその後の印象が大きく変わります。
検査当日は落ち着いて対応する
突然検査が行われることもありますが、焦らず落ち着いて対応することが大切です。
必要以上に不安がるのではなく、丁寧に受け答えをすることで信頼を得ることができます。
必要書類をすぐに提出できるよう準備しておく
施術録、免許証、開設届出書など、検査で必要になる書類は日頃からすぐに取り出せるよう整理しておきましょう。
ファイルでまとめておくと、スムーズに提出でき印象も良くなります。
指摘された点はその場で確認しメモを取る
検査の際に何か指摘された場合は、しっかりとメモを取り、後で対応できるようにしておきましょう。
その場で言い訳をせず、誠実な姿勢で受け止めることが大切です。
わからないことは正直に伝え、後日回答する
その場で答えられない質問には無理に答えず、「確認して後日お伝えします」と正直に伝えることが信頼につながります。
曖昧な返答やごまかしは、かえって疑念を招く原因になります。
整骨院の保健所立ち入り検査でよくある指摘とその対策
過去の検査で実際に多くの整骨院が受けた指摘事例と、その対策についてまとめました。
掲示義務違反は掲示物チェックリストで防げる
免許証や料金表、施術者名など、掲示が義務づけられているものを見落としがちです。
掲示物のチェックリストを作成し、定期的に確認することで未掲示を防げます。
無資格者施術の誤解はスタッフ管理の徹底で防げる
受付スタッフが補助的な行為をしていたとしても、施術と誤解される可能性があります。
スタッフの業務範囲を明確にし、周知徹底することがトラブル回避に有効です。
広告違反は最新ガイドラインの確認で防げる
広告ガイドラインは定期的に改正されるため、過去に問題なかった表現でも現在では違反となる場合があります。
定期的に行政の公式情報を確認する癖をつけましょう。
施術録の不備は日々の記録習慣で改善できる
施術録の未記入や記録漏れは指摘されやすいポイントです。
施術後に必ず記録を残す習慣をスタッフ全員で共有しましょう。
整骨院の保健所立ち入り検査に備えて日頃からできる準備
急な検査でも慌てないよう、日頃から準備しておくべきポイントをまとめます。
施術所内を日常的に清潔に保つ
日々の清掃をルーティン化し、清掃当番表やチェックリストを活用すると衛生管理の徹底につながります。
患者にとっても清潔感のある空間は安心感を与えるため、集患にも良い影響があります。
スタッフの資格・登録情報を定期的に確認する
登録更新や資格証の管理も忘れがちなポイントです。新しく入職したスタッフの情報もすぐに確認・登録しましょう。
年に1回のチェックを習慣にすることをおすすめします。
広告表現を定期的に見直す
チラシやホームページの表現が法令に適合しているか、定期的に第三者の視点でチェックしましょう。
行政指導を受ける前に、自主的な修正がリスク回避につながります。
施術録や書類を定期的に整理・保管する
必要書類をまとめておき、見つけやすい状態にしておくことで、急な検査でもスムーズに対応できます。
紙媒体でもデジタルでも、整理とバックアップは必須です。
整骨院の保健所立ち入り検査に関するよくある質問
整骨院運営者からよく寄せられる保健所検査に関する疑問をまとめました。
検査は突然来るの?事前連絡はある?
定期検査の場合は事前に連絡があることもありますが、苦情などによる臨時検査は予告なく実施されることもあります。
常に準備しておくことが重要です。
どのくらいの時間がかかるの?
検査の内容や整骨院の規模によりますが、30分〜1時間程度で終了することが一般的です。
必要書類が揃っていればよりスムーズに進みます。
不備が見つかったらどうなる?罰則はある?
軽微な不備であれば指導・是正命令で済みますが、重大な違反があれば業務停止や罰則が科される可能性があります。
早期の対応と改善が重要です。
検査は誰が来るの?何人くらい?
通常は保健所の職員1〜2名で行われます。必要に応じて複数名になることもあります。
身分証明書の提示を求め、正当な検査かどうかを確認しましょう。
整骨院の保健所立ち入り検査の頻度・内容・対応方法まとめ
整骨院にとって保健所の立ち入り検査は避けられないものですが、事前に知識を持ち、日頃から準備することでスムーズに対応できます。
定期・臨時の検査があり準備が必要
開設後の初回検査や2〜3年に一度の定期検査、苦情による臨時検査があり得ます。
常に検査があることを想定した運営が重要です。
衛生管理・資格確認・広告チェックが主な内容
施術環境の衛生、スタッフの資格、掲示物、広告内容、記録類など幅広く確認されます。
どれか一つでも不備があると指摘対象となるため、全体の管理が大切です。
ガイドライン順守と日頃の準備で指摘を防げる
2025年の広告規制強化により、広告違反のリスクが増しています。最新ガイドラインの理解と準拠が必要です。
日々の清掃・書類管理・スタッフ教育を徹底し、信頼される整骨院を目指しましょう。
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