コラム
整骨院・接骨院をフランチャイズで開業するには？必要な資格や手順、メリット・デメリットなどを解説！
2024.6.12
整骨院をフランチャイズで開業したいと考えているあなたへ。
本記事では、整骨院フランチャイズ開業に必要な資格や手順、さらにはメリット・デメリットを詳しく解説します。
整骨院の開業は、一見すると専門知識や経験が必要で難しそうに思えるかもしれませんが、フランチャイズを利用することで、初心者でもスムーズにスタートできる道が開けます。
この記事を読めば、あなたも自信を持って整骨院フランチャイズの開業に踏み出すことができるでしょう。
整骨院・接骨院をフランチャイズで開業する流れとは
資格や免許の取得
整骨院をフランチャイズで開業するためには、まず国家資格である柔道整復師の免許を取得する必要があります。
柔道整復師の免許を取得するためには、高等学校卒業、厚生労働大臣指定の専門学校、または文部科学大臣指定の大学・短大などで3年以上の修業、毎年3月初旬にある国家試験に合格することが求められます。
また、最大3年間の実務経験と一定の研修を終えた上で開業が認められます。
個人開業の場合は開業届を税務署に提出することが必要で、法人の場合は会社設立が必要となります。
フランチャイズ本部への問い合わせ
整骨院をフランチャイズで開業する際には、まずフランチャイズ本部への問い合わせが重要です。
問い合わせを通じて、提供される支援内容や契約条件、初期費用、ロイヤルティなどの詳細を確認します。
また、本部が提供する説明会や個別相談会に参加し、必要事項を確認しておきましょう。開業後の運営に対する安心感を得ることができます。
問い合わせを行うことで、自分のニーズや目標に合ったフランチャイズ本部を見つけることができ、成功するための第一歩を踏み出すことができます。
申し込み・加盟契約
整骨院をフランチャイズで開業する際、まずはフランチャイズ本部への申し込みが必要です。
申し込み後、フランチャイズ本部と面談や説明会を通じて詳細を確認し、加盟の意思を固めます。
その後、加盟契約書の内容を確認し、双方が合意したら契約を締結します。
契約には加盟金やロイヤルティの支払い条件、運営に関するガイドラインなどが含まれます。
このプロセスを通じて、フランチャイズ本部の支援を受けながら整骨院をスムーズに開業することが可能となります。
オープン準備
整骨院をフランチャイズで開業する際のオープン準備は非常に重要です。
まず、フランチャイズ本部から提供されるマニュアルに基づき、内装工事や設備の設置を行います。
次に、必要な医療機器や治療用具を揃え、適切な配置を行います。
また、スタッフの採用とトレーニングも欠かせません。
特に、患者さんへの接客や治療の技術については徹底した指導が求められます。
さらに、開業前には地域への告知や宣伝活動を行い、認知度を高めることが成功への鍵となります。
市場調査を忘れずに
フランチャイズで整骨院を開業する際には、市場調査を忘れずに行うことが重要です。
市場調査を通じて、開業予定地の競合状況やターゲットとなる顧客層の需要を把握することができます。
また、地域の人口動態や経済状況、交通アクセスなども考慮し、最適な立地を選定するためのデータを収集します。
これにより、ビジネスの成功確率を高め、無駄なリスクを避けることが可能となります。
市場調査は、経営戦略を立てる上で欠かせないステップです。
整骨院をフランチャイズで開業するメリット
本部の屋号を使用できる
整骨院をフランチャイズで開業する際の大きなメリットの一つは、本部の屋号を使用できることです。
既に市場に広く認知され、信頼を築いている屋号を利用することで、開業初期から集客が期待できます。
新規顧客獲得のための広告宣伝費や時間を大幅に節約できるため、経営の安定に寄与します。
また、屋号に対する信頼度はリピート率向上にも繋がり、長期的な顧客基盤の確立をサポートします。
このように、屋号の使用はフランチャイズの大きな強みとなります。
継続的に様々なサポートが受けられる
整骨院をフランチャイズで開業する大きなメリットの一つは、継続的なサポートが受けられる点です。
フランチャイズ本部からは、開業手続き代行、開業・集客支援など、様々なサポートが提供されます。
特に、初めての開業で不安が多い場合、このようなサポートは非常に心強いものとなります。
さらに、フランチャイズネットワークを通じて最新の業界情報や成功事例が共有されるため、常に時代の変化に対応した経営が可能です。
ノウハウを得られる
整骨院をフランチャイズで開業する最大のメリットの一つは、既存のノウハウを活用できることです。
独立開業では得るのが難しい成功のための知識や技術、営業ノウハウがフランチャイズ本部から提供されます。
これにより、集客や運営の効率が飛躍的に向上し、リスクを最小限に抑えながら開業することが可能です。
さらに、研修やサポート体制も整っているため、未経験者でも安心して開業できる環境が整っています。
ノウハウの共有は、成功への大きな一歩となるでしょう。
自宅開業ができる可能性がある
整骨院をフランチャイズで開業するメリットの一つに、自宅開業ができる可能性があります。
自宅を活用することで、初期費用や賃貸料を大幅に削減することができ、経済的な負担を軽減できます。
また、自宅と職場が一体化するため、通勤時間の短縮や柔軟な勤務体制の構築が可能となり、ライフスタイルに合わせた働き方が実現できます。
さらに、地域密着型のサービス提供がしやすくなり、信頼関係の構築やリピーターの増加にも繋がります。
整骨院をフランチャイズで開業するデメリット
ロイヤリティの発生
整骨院をフランチャイズで開業するデメリットの一つは、ロイヤリティの発生です。
フランチャイズ契約に基づき、本部に対して定期的な支払いが求められます。
ロイヤリティは売上に比例して増加することもあるため、成功すればするほど負担も大きくなります。
また、一定の経費として計上されるため、利益率に直接影響を及ぼします。
このため、独立開業と比較して収益の自由度が低くなり、経営の柔軟性を損なう可能性があります。
中途解約をすると、違約金が発生
整骨院をフランチャイズで開業する際のデメリットの一つとして、中途解約による違約金の発生があります。
フランチャイズ契約は通常、一定期間の契約を前提としており、その期間内に解約すると契約違反となり、違約金が課されることが一般的です。
この違約金は契約内容により異なりますが、数百万円に及ぶこともあります。
事前に契約内容を十分に理解し、自分の経営計画やリスク管理を徹底することが重要です。
中途解約を避けるためにも、計画的な経営が求められます。
本部から提示された方針やルールの遵守
整骨院をフランチャイズで開業するデメリットの一つは、本部から提示された方針やルールの遵守が求められる点です。
フランチャイズ本部はブランドの統一性や品質を保つために厳格なガイドラインを設定しており、これに従わなければなりません。
独自のアイデアや運営方針を自由に取り入れたいと考える開業者にとって、この制約は大きなストレスとなり得ます。
また、変更を希望する場合でも、本部の承認が必要なため迅速な対応が難しいことがあります。
外部からの影響を受けやすい
整骨院をフランチャイズで開業するデメリットの一つは、「外部からの影響を受けやすい」点です。
フランチャイズに加盟することで、運営方針や施術方法、価格設定など多くの面で本部の指示に従う必要があります。
これにより、独自の施策を取りづらくなる場合があります。
また、本部が経営難に陥る、他の加盟店が不祥事を起こすなどあれば、加盟店にも影響する可能性があります。
このように、自店以外の外部環境から影響を受けやすくなります。
整骨院をフランチャイズで開業するときの3つの注意点
市場調査を怠らない
整骨院をフランチャイズで開業する際には、必ず市場調査を怠らないことが重要です。
市場調査を行うことで、地域の需要や競合状況を把握し、適切な立地やターゲット顧客を見極めることができます。
特に、同業他社の存在や顧客のニーズを事前に知ることで、競争力のあるサービスを提供できる体制を整えることが可能です。
市場調査を怠ると、開業後に予想外の困難に直面するリスクが高まり、経営の安定化が難しくなります。徹底した市場調査が成功の鍵となります。
損害賠償保険に加入する
整骨院をフランチャイズで開業する際の重要な注意点の一つは、損害賠償保険に加入することです。
整骨院では、治療中の事故や不測の事態が発生するリスクがあります。
こうしたリスクに備えるために、損害賠償保険は必須です。
保険に加入しておくことで、患者に対する賠償責任をカバーし、院の財務的な安定を保つことができます。
特にフランチャイズ契約においては、保険の加入が義務付けられていることも多いため、契約内容を確認し、適切な保険に加入することが重要です。
加盟する本部を複数検討する
整骨院をフランチャイズで開業する際には、加盟する本部を複数検討することが重要です。
それぞれの本部は異なるサポート体制やビジネスモデル、費用体系を持っており、自分の目標や状況に最適な選択をするために、比較検討が欠かせません。
複数の本部を訪問し、実際の店舗運営の様子やサポート内容を確認することで、信頼できるパートナーを見つけることができます。
焦らずに慎重に選び、成功への第一歩を踏み出しましょう。
整骨院の開業は、ジャパン柔道整復師会にお任せください！
今回この記事を読んで、整骨院をフランチャイズで開業するのに必要な資格・手順、メリット・デメリット、注意点を理解すると同時に、整骨院の開業を本格的に検討し始めた方もいらっしゃるかと思います。
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