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整骨院・接骨院開業が失敗する確率や原因は?失敗しない2つのコツも解説!

この記事では、整骨院や接骨院開業の主な失敗原因とその事例、さらには失敗しないためのコツを詳しく解説します。開業を成功させ、理想の年収を実現するための秘訣を、ぜひこの機会に手に入れてください。

整骨院・接骨院開業が失敗する確率

整骨院や接骨院の開業は多くの夢を持って臨むものですが、成功への道は容易ではありません。実際、整体業界の廃業率は95%を超えており、開業後に継続して経営を行えているのはわずか5%未満とされています。

 

東京商工リサーチのデータによると、「マッサージ業、接骨院等」の2018年の倒産件数は93件に上り、過去10年間で最多を記録しています。

整骨院・接骨院開業の5つの失敗原因とは

ここでは、整骨院・接骨院開業の際によくある5つの失敗原因を挙げ、それぞれを詳しく解説します。

競合が増加している

近年、整骨院や接骨院の業界は飽和状態に近づいています。特に人口密度が高い地域では、競合の数が急速に増加し、新規開業者にとっては厳しい環境です。

 

競合が増えることで顧客獲得のための広告費やプロモーション費用が増大し、利益率を圧迫します。開業前に市場調査を徹底し、競合との差別化せずに開業すると、見込み顧客の獲得が難しくなります。

ターゲットが決まっていない

多くの開業失敗の背景には、明確なターゲット顧客を設定していないことがあります。開業地域の人口構成や需要を考慮せず、または特定の顧客層に合わせたサービスや施術メニューを提供しないことが失敗につながります。

 

ターゲットを特定せずに広く浅いサービスを提供することは、顧客の心を掴むことができず、結果的に集客に失敗する原因となります。

立地・物件選びに失敗している

立地は整骨院・接骨院開業の成功において最も重要な要素の一つです。人通りが多く、アクセスしやすい場所を選ぶことが集客に直結します。しかし、家賃を抑えるために人目につきにくい場所を選んだり、競合が密集する地域に無理に開業したりすると、集客に苦労します。

 

特に2階以上の物件や人通りが少ないエリアでは、新規顧客の獲得が難しくなるため、開業前の慎重な立地選びが求められます。

 

立地選びについては以下の記事もご覧ください。

⇒整骨院・接骨院の開業で失敗しない立地選びとは

集客ができていない

多くの整骨院・接骨院が直面する大きな問題は、効果的な集客ができていないことです。特に開業初期には、ブランド認知が低く、院への来院を促すための施策が不十分であることが一因となります。

 

地域に密着したマーケティング戦略の欠如や、オンラインでの見え方が悪いことも、新規顧客の獲得を妨げる要因です。また、既存顧客からの紹介や口コミも重要であり、これらが不足していると集客力に大きく影響します。

集客については、以下の記事もご覧ください。
⇒接骨院・整骨院の開業における集客のやり方とは

初期費用が高い

開業にあたり、過大な初期投資はリスクを高めます。物件の賃貸契約、内装工事、必要機材の購入など、開業前に必要な費用は想像以上に膨らむことがあります。

 

特に、立地や施設の見た目に過度にこだわり、予算を超えた投資をしてしまうと、運転資金が圧迫され、経営の安定性を損なうことになりかねません。初期費用を抑え、無理なく運営できる計画を立てることが、長期的な成功につながります。

サービス業の視点が抜けている

整骨院・接骨院を含む医療・治療業界では、技術や知識だけでなく、サービス業としての質も非常に重要です。院内の清潔感、スタッフの接客態度、待ち時間の配慮など、顧客体験に影響を与える要素は多岐にわたります。

 

しかし、これらのサービス面を軽視し、技術力のみに依存した運営をしてしまうと、顧客満足度は低下し、リピート率の低下や悪評が広がる可能性があります。

整骨院・接骨院開業の3つの失敗事例

整骨院や接骨院の開業は、多くの専門家にとって夢の一つですが、成功への道は決して平坦ではありません。

 

ここでは、開業時に陥りがちな3つの失敗事例を紹介します。

患者を集客できない

多くの整骨院・接骨院が開業後に直面する最大の課題は、患者の集客です。特に地域内での競争が激しい場合や、開業初期における知名度の低さから、足を運んでもらえる患者数が期待ほどには伸びないことがあります。

 

SNSやウェブサイトを活用したデジタルマーケティングの不足や、地域コミュニティへの十分な露出ができていないことも、集客に失敗する大きな理由となり得ます。

運転資金が足りない

成功への熱意だけでは、開業初期の経済的困難を乗り越えることはできません。運転資金の不足は、整骨院・接骨院開業の失敗事例で非常によく見られます。

 

十分な運転資金を確保していないと、賃料、人件費、医療機器のメンテナンス費用などの固定費を賄うことが難しくなり、経営が成り立たなくなってしまいます。初期投資で予算を使い果たし、運営に必要な流動資金が不足することは致命的です。

顧客に合ったメニュー・接客を提供できない

整骨院や接骨院を利用する患者は、ただ単に治療を受けるだけではなく、心地よいサービスを求めています。しかし、患者のニーズや期待に応えることができず、顧客満足度を高められない場合、リピートや口コミによる集客は期待できません。

 

例えば、高齢者が多い地域で若者向けの施術メニューを提供しても受け入れられにくいですし、スタッフの接客態度が悪いと、せっかくの技術力も台無しになってしまいます。

整骨院・接骨院開業で失敗しない2つのコツ

整骨院や接骨院の開業は、計画段階から正確な戦略と準備を必要とします。成功を収めるためには、失敗しないためのコツを掴むことが重要です。

 

以下では、開業で失敗しないための2つの重要なコツについて解説します。

商圏調査を実施する

開業前の商圏調査は、整骨院や接骨院の成功に不可欠です。近隣の施設がどのようなサービスや価格設定で顧客を引きつけているかを把握し、自院のサービスを差別化するための情報を収集します。

 

競合の強みと弱みを理解し、それを自院の戦略に反映させることで、開業後の集客に大きな差をつけることができます。適切な立地選びも、商圏調査によって明らかになります。

コンサルタントに相談する

開業に際して、コンサルタントのアドバイスは非常に価値があります。物件選びから開業までの総合的なサポートを受けることで、開業の失敗リスクを減らすことができます。

 

また、集客戦略や経営改善の提案、人材育成や採用のアドバイスなど、開業に必要な多岐にわたる知識を提供してくれます。コンサルタントは、開業後の売上向上や経営の安定化に向けて、具体的な施策を提案し、実行に移すための強力なサポート役となります。

 

コンサルタントのメリットは、以下の記事で解説しています。

⇒整骨院・接骨院の開業で失敗を防ぐならコンサルタントとは

まとめ【整骨院・接骨院開業で失敗したくないならジャパン柔道整復師会】

整骨院や接骨院の開業を失敗しないためには、商圏調査の実施や信頼できるコンサルタントとの連携が不可欠です。これらのステップを踏むことで、開業の失敗リスクを大幅に減らし、安定した経営基盤を築くことが可能になります。この記事では、開業における重要なポイントを解説しましたが、さらに成功の可能性を高めたいなら、ジャパン柔道整復師会がおすすめです。

 

ジャパン柔道整復師会は、年間50件以上の開業支援実績を持ち、開業セミナーの開催から物件情報の提供、商圏調査、融資書類作成サポート、トータルデザイン、治療機器の紹介まで、開業に必要なあらゆるサポートを提供しています。

 

また、開業後の運営サポートも充実しており、開業から運営までトータルでサポートしてくれるので、開業を考えている方にとって心強い味方となるでしょう。整骨院・接骨院開業で失敗したくないなら、ジャパン柔道整復師会の豊富なサポートコンテンツを活用することをお勧めします。

 

整骨院・接骨院開業で失敗したくないなら、ジャパン柔道整復師会にご相談ください。

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