コラム
接骨院・整骨院開業で活用できる5つの助成金とは?申請の落とし穴も解説
2024.8.21
整骨院の開業には多くの費用がかかります。しかし、適切な助成金や補助金を活用することで、その負担を軽減することができます。本記事では、整骨院開業に役立つ助成金や補助金の種類、申請方法、受給条件、さらに助成金を最大限に活用する方法について詳しく解説します。最後に助成金の申請における2つの注意点も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
接骨院・整骨院の開業で助成金を使うメリット
ここでは、接骨院・整骨院の開業で助成金を使うメリットを解説します。
初期費用を賄える
整骨院の開業には、設備や機材の購入、店舗の賃貸料、内装工事など、多くの初期費用がかかります。これらの費用を賄うためには、自己資金だけでは不十分な場合が多く、助成金の活用が大変重要です。
資金繰りが安定する
助成金を受け取ることで、開業当初の資金繰りが安定します。特に開業初期は収入が不安定なため、助成金があることで経営の安定を図ることができます。
経営リスクを減らせる
助成金を活用することで、自分の資金だけでなく、公的な支援を受けることができるため、経営リスクを軽減できます。
整骨院開業に利用できる5つの助成金
整骨院の開業に際して利用できる助成金には、以下のような種類があります。それぞれの助成金の特徴を理解し、適切に活用しましょう。
創業補助金
創業補助金は、新規事業を開始する際に必要な費用の一部を補助するもので、初期費用を抑えるために非常に有用です。新規開業者にとって、最初の一歩を踏み出す助けとなります。
地域雇用開発助成金
地域活性化助成金は、地域の経済を活性化させる目的で提供される助成金です。求人数の少ない地域などで事業所を展開し、従業員を雇用した場合の助成金です。地域密着型の整骨院を開業する場合に特に役立ちます。
IT導入補助金
IT導入補助金(IT導入支援補助金)は、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際の費用の一部を国が補助する制度です。中小企業や小規模事業者がITツールを活用して業務効率化や生産性向上を図ることで、企業の競争力を高めることにつながります。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、商工会議所や商工会の支援を受けながら経営を持続的に行うための補助金です。小規模な整骨院の開業や経営に非常に役立ちます。
ものづくり補助金
ものづくり補助金(正式名称:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)は、中小企業や小規模事業者が新製品・新サービスの開発、生産プロセスの改善等を行う際の費用を補助する制度です。中小企業・小規模事業者が生産性を向上させ、競争力を強化するための技術開発や設備投資を支援します。
整骨院開業のための助成金の申請方法
助成金の申請にはいくつかのステップが必要です。ここでは、助成金申請の基本的な流れを解説します。
事業計画書の作成
まず、具体的な事業計画書を作成する必要があります。事業計画書には、事業の目的、目標、実施方法、資金計画などを詳細に記載します。計画書が具体的であるほど、助成金の受給可能性が高まります。
必要書類の準備
助成金申請には、事業計画書の他にも様々な書類が必要です。例えば、事業主の身分証明書、資金計画書、開業に必要な許認可証明書などが含まれます。これらの書類を事前にしっかりと準備しましょう。
申請窓口への提出
必要書類が揃ったら、所定の申請窓口に提出します。提出先は、助成金の種類によって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。提出後は、審査を経て助成金の受給が決定されます。
整骨院開業助成金の受給条件と要件
助成金を受け取るためには、一定の条件や要件を満たす必要があります。以下に主要な受給条件を示します。
事業計画の具体性
助成金の受給には、具体的かつ実現可能な事業計画が求められます。計画が詳細であるほど、審査での評価が高まります。
開業資金の使途明確化
助成金をどのように使うかを明確にすることが重要です。具体的な用途が示されていない場合、受給が難しくなります。
地域への貢献度
地域経済や地域社会にどのように貢献するかも重要な評価ポイントです。地域密着型の事業であることをアピールすることで、受給の可能性が高まります。
接骨院・整骨院の開業で助成金を利用する際の2つの注意点
ここでは、接骨院・整骨院の開業における助成金の注意点を解説します。
助成金は必ず下りるとは限らない
申請をしても採択される可能性は決して高くありません。そのため、助成金ありきで開業しようとするのは危険ですので、一定の自己資金を確保したうえで開業を進め、あくまで補助としてのみ利用しましょう。
また、助成金交付後も、お金の使い方について報告をする「実績報告」やお金の使い方が正しいのかを定期的に報告する「事後報告」を行わなければなりません。
助成金の申請サポートはリスクが高い
助成金の申請サポートを依頼した場合、助成金を受け取れなくても着手金などの費用が発生します。また採択された場合は、金額の20%程度を支払うのが相場です。
また、助成金を交付してもらうためにコンプライアンス違反を強制されることもあります。
ですので、どうしても助成金を申請したい場合は、自分で情報収集したり、商工会に通ったりして、自力で補助金・助成金を申請した方が安全です。自身で申請をすれば、手数料がかからず、着手金などを取られることもありません。
ただし、補助金を自力で申請するのであれば、他の開業手続きはコンサルに任せないと難しいです。
まとめ:助成金ありきで接骨院・整骨院開業はキケン!
整骨院の開業には多くの資金が必要ですが、助成金を活用することでその負担を軽減することができます。ただし、助成金を頼りに開業するのではなく、自己資金を確保しておくことが重要です。助成金はあくまでも補助として利用しましょう。
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