コラム
接骨院は自宅開業できる?自宅開業のメリット・デメリット8つを解説!
2023.7.11
自宅を活用して接骨院を営むことで、多くのメリットが存在しますが、一方でデメリットも念頭に置かなければなりません。
この記事では、接骨院の自宅開業にまつわるメリットとデメリットを詳しく解説します。接骨院の自宅開業についての理解を深め、成功への第一歩を踏み出しましょう。
接骨院は自宅開業できる?
接骨院の自宅開業は、届出を出すことで可能になります。
地域によって異なる場合もありますが、適切な手順を踏めば自宅開業は認められます。
接骨院を自宅開業するメリット・デメリット
自宅で接骨院を開業することにはさまざまなメリットやデメリットがあります。経済的な面や効率性、生活の質の向上など、個々の状況やニーズに合わせて考えてみましょう。
メリット
家賃・物件費がかからない
自宅で接骨院を開業する最大のメリットは、家賃や物件費がかからないことです。
テナントを借りる必要がないため、経費を大幅に節約することができます。これにより、開業初期の負担を軽減し、経営の安定性を高めることができます。
通勤にお金と時間がかからない
自宅で接骨院を運営すると、通勤にお金と時間をかける必要がありません。
自宅から院内までの移動時間が短くなるため、効率的に働くことができます。また、通勤交通費も不要なため、経済的なメリットもあります。
内装工事・電気工事費を抑えられる
自宅で接骨院を開業する場合、内装工事や電気工事費を抑えることができます。
既存の自宅を活用するため、新たに施工する必要がない場合があります。これにより、開業時の初期費用を抑制できるだけでなく、手間や時間も節約できます。
急患にも対応しやすい
自宅で接骨院を営むことで、急患にもスムーズに対応することができます。
自宅からすぐに患者さんを受け入れることができるため、緊急時に迅速な治療を提供できます。これにより、地域の信頼を得ることができ、患者さんの満足度も高まります。
仕事と家庭の両立がしやすい
自宅で接骨院を経営することで、仕事と家庭の両立がしやすくなります。
自宅にいることができるため、家族との時間を大切にしながら働くことができます。また、子育て中の方や介護をしている方にとっても、柔軟な働き方が実現できます。
デメリット
テナントより集客が難しい
自宅で接骨院を開業する際のデメリットの一つは、テナントに比べて集客が難しいことです。
テナントに比べて見つけにくく、アクセスの面でも劣る場合があります。そのため、広告やマーケティング活動を積極的に行う必要があります。
プライバシーの確保が難しい
自宅で接骨院を営む際に気を付けなければならないデメリットは、プライバシーの確保が難しいことです。
自宅と接骨院を兼ねるため、患者さんが自宅の一部に入ることになります。このため、患者さんとの間に適切なプライバシーを守る仕切りや配慮が必要です。
居住用物件としての価値は下がる
自宅を接骨院として開業する場合、将来的な売却や賃貸の際に影響を及ぼす可能性があります。
外観や間取りの問題があり、人の出入りがある物件をマイホームとして選びたいと考える方は少ないでしょう。また、新築や改装にかかった費用を取り戻すことも難しくなる場合があります。
自宅を接骨院にすることで、居住用物件としての価値は下がる可能性があります。
接骨院の自宅開業でかかる費用
接骨院を自宅で開業する場合、比較的少ない費用で開業することができます。自宅スペースを活用することで、開業資金を抑えることができるからです。開業に必要な費用はおおよそ10万円からとなります。通常のテナントを借りるよりも、資金面での負担が軽減されると言えるでしょう。
ただし、開業にあたっては必要なライセンスや許可、保険料などにも注意が必要です。
接骨院の自宅開業で必要なもの
以下のアイテムを準備することで、自宅での接骨院開業の運営が円滑になり、患者さんの満足度も高まるでしょう。
自宅開業で必ず必要になるもの
自宅での接骨院開業には、いくつかの必要なアイテムがあります。これらのアイテムは、スムーズな運営や快適な施術環境の確保に欠かせません。以下に必ず必要になるものをご紹介します。
- 看板: 自宅での接骨院を示す看板は、施術を受ける患者さんにとって重要な目印となります。
- ベッド: 施術に使用するベッドは、患者さんの快適な姿勢と施術の効果を高めるために欠かせません。
- タオル・枕・シーツ: 衛生面を考慮し、清潔なタオルや枕、シーツを用意することは重要です。
- 問診票: 患者さんの状態や症状を正確に把握するために、問診票の用意が必要です。
- 領収証: 施術料金の支払いに関する領収証は、経理や患者さんの保険請求などに必要となります。
自宅開業で準備しておくと良いもの
自宅での接骨院開業にあたり、準備しておくと便利なアイテムもあります。以下のアイテムは、より良いサービス提供につながります。
- お客様の着替え: 施術の際に使用する着替えを用意しておくことで、患者さんの利便性を高めることができます。
- 手荷物入れ: 患者さんの手荷物を収納できるスペースを設けることで、快適な待ち時間を提供できます。
- 整体師の施術着: 専用の施術着を用意しておくことで、プロフェッショナルなイメージを与えることができます。
- カーテンなどの仕切り: 施術スペースや待合室を仕切ることで、プライバシーと快適さを確保できます。
- 観葉植物: リラックス効果や癒しを提供する観葉植物は、患者さんの心地よい空間づくりに役立ちます。
- BGM設備: 心地よい音楽を流すことで、患者さんのリラックス効果を高めることができます。
- ウォーターサーバーや、施術後の飲み物サービス: 患者さんの健康と快適さを考え、飲み物の提供を行うことができます。
接骨院の自宅開業を成功させる3つのポイント
以下のポイントに注意すれば、自宅での接骨院開業を成功させることができます。患者さんに寄り添い、良質な施術と心地よい環境を提供することを忘れずに取り組みましょう。
生活感をなるべく出さない
自宅での接骨院開業を成功させるためには、生活感をなるべく出さないことが重要です。患者さんが訪れた際に、プロフェッショナルな雰囲気を感じてもらうことが大切です。以下のポイントに気をつけましょう。
- 独立したスペース: 接骨院と居住スペースを明確に区別するために、独立したスペースを設けることが重要です。患者さんがプライバシーを守られた環境で施術を受けられるようにしましょう。
- スタイリッシュな内装: モダンで清潔感のある内装や家具を選ぶことで、一般的な住宅との違いを感じさせます。患者さんがリラックスできる空間を提供しましょう。
- 整頓と清潔さの維持: 設備や施術用具の整理整頓や清潔な状態の維持は欠かせません。患者さんには信頼と安心感を与えることができます。
集客に力を入れる
自宅での接骨院開業では、集客に力を入れることが成功の鍵です。良い施術を提供していても、患者さんが訪れなければ意味がありません。以下のポイントに注意しましょう。
- マーケティング活動: ウェブサイトやSNSを活用して、自宅接骨院の情報や特徴を発信しましょう。患者さんがあなたの存在を知り、興味を持って訪れるきっかけとなります。
- 口コミの活用: 患者さんからの口コミは、信頼性の高い広告効果があります。良い施術とサービスを提供し、患者さんに満足してもらうことで口コミを広げましょう。
- 地域の情報発信: 地域のイベントや健康情報などに積極的に関わり、地域住民とのコミュニケーションを図ることで、信頼と知名度を高めることができます。
リピート客を増やす
自宅での接骨院開業では、リピート客を増やすことが重要です。リピート客は事業の安定性と成長につながります。以下のポイントに注力しましょう。
- 良い施術とサービス: 患者さんの問題を丁寧に聞き、個別に対応することで満足度を高めましょう。定期的なフォローアップやアフターケアも大切です。
- 信頼関係の構築: 患者さんとの信頼関係を築くことはリピート率を向上させるために不可欠です。親身になって寄り添い、患者さんのニーズに応えることで信頼を得ましょう。
- プログラムや特典の提供: リピート客への感謝の気持ちを込めて、特典や会員制度などを導入することも効果的です。リピートを促進する仕組みを作りましょう。
まとめ【接骨院・整骨院を自宅開業するならジャパン柔道整復師会】
今回の記事では、接骨院の自宅開業のメリットやデメリットについて解説してきました。自宅で開業する場合は費用を抑えられるのが魅力的ですが、集客が難しいといったデメリットをカバーする必要もあります。
そこでおすすめなのが、ジャパン柔道整復師会です。接骨院や整骨院の開業経営支援に特化しており、さらには事務的な作業も手厚くサポートしています。
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自宅での柔道整復師としての開業を成功させるためには、経営面や事務作業の効率化が欠かせません。お困りの際は、ぜひジャパン柔道整復師会にお問い合わせください。