コラム
接骨院・整骨院の一人開業するメリット・デメリットは?売上を増やすコツも解説!
2023.11.9
接骨院や整骨院を一人で開業しようと考えているあなたへ。開業の際、どんなメリット・デメリットがあるのか、そして売上をどうやって伸ばしていくのか。そんな疑問や不安を感じていませんか?
この記事では、整骨院を一人開業することの魅力と売上向上のコツを徹底解説します。記事を読むことで、開業を成功させるヒントや、売上アップのための具体的な方法がわかります。
独立という大きな一歩を踏み出す前に、この情報を武器にして、自分のビジネスを成功へと導きましょう。
整骨院・接骨院を一人開業するメリット・デメリットとは
整骨院・接骨院を一人で開業するメリット・デメリットをお伝えします。
メリット
開業コストを抑えられる
一人開業の整骨院や接骨院は、規模がコンパクトであるため、始める際のコストを格段に下げることができます。
一人の施術者として同時に対応できる客数は限られているため、ベッドを多く配置する必要はありません。さらに、小さな物件を選べば、家賃や光熱費もお得になります。
このように、コンパクトな運営は経済的にもメリットが大きいのです。
人間関係の悩みがない
一人開業のメリットとして、人間関係に起因するトラブルやストレスがないことが挙げられます。
従業員がいないということは、その分、人間関係で頭を悩ませることが少なく、日常の業務に集中できるのです。これは、精神的な安定をもたらし、長期的にビジネスを継続する上での大きな強みとなるでしょう。
自分で給料を決められる
一人での開業は、人件費や福利厚生にかかるコストを気にする必要がありません。この結果、収益の大部分を自分の給料として設定することができます。
特に、ビジネスが軌道に乗れば、自身への報酬を高めることも可能です。そのため、努力した分だけ自分を評価し、しっかりと収入として反映させることができるのは、一人開業の大きな魅力です。
デメリット
経理・受付まで一人で行う必要がある
整骨院や接骨院を一人で開業する場合、多岐にわたる業務を全て自分一人で担当することが求められます。それには、患者の施術だけでなく、経理や受付の業務も含まれます。
これらの業務は専門知識や時間を要することが多いため、効率的に運営するのは容易ではありません。特に、経理作業は間違いが許されない重要な業務ですので、それに関する知識や経験がない場合、専門家に頼る必要があるかもしれません。
困ったとき相談できる相手がいない
一人での開業は、患者が予想以上に集まった場合や、突然の体調不良などの際、誰かに業務を頼むことが難しいというデメリットがあります。
例えば、多くの患者が同時に訪れた場合や、体調を崩して休む必要が出たとき、従業員がいれば協力し合って対応することができますが、一人開業ではそうしたサポートが期待できません。このため、突発的な事態に迅速に対応するのが難しくなる可能性があります。
一度に施術できる人数に限りがある
一人での接骨院や整骨院運営の際、完全予約制でない場合、同じ時間に複数の患者が来院するケースが考えられます。しかし、一人の施術者では同時に複数の患者を診ることは不可能です。
この結果、患者さんを待たせる事態が生じることが考えられ、これは患者さんの不満や信頼の喪失につながるリスクがあります。そのため、効率的な予約管理や対応策が必要となります。
整骨院・接骨院の一人開業を成功させる3つのコツ
整骨院・接骨院の一人開業を成功させる3つのコツをお伝えします。
コンセプトを明確にする
整骨院や接骨院の一人開業を考えている方は、最初のステップとして自院のコンセプトをしっかりと決めることが重要です。
コンセプトを明確にすることで、どのようなターゲット層を想定しているのかが明確になり、それをもとに適切な立地選びや施術メニューの設定が進められます。例えば、スポーツをしている学生をターゲットとするなら、学校の近くの立地を選ぶなど、事業計画を具体的に進めるための指針となります。
コンセプトについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
立地にこだわる
接骨院や整骨院の成功には、立地選びが非常に大きな要因となります。
あなたの施術が求められるエリアや、どのような人々が多く訪れる場所なのかを考慮し、最も効果的な位置に院を開設することが鍵となります。
自分の施術の特長や得意分野、そして想定するターゲット層をもとに、ニーズとマッチする立地を選ぶことで、集客効果を最大化させることができるでしょう。
立地選びについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
事前に商圏分析を実施する
コンセプトやターゲットをもとに適切な立地を選んだら、次に商圏分析を行うことで現実的な経営戦略を練ることができます。
この分析では、人口動態、昼夜の人口差異、想定する患者層の特徴、最寄りの交通機関の位置、地域の特性やそのエリアの特徴などを詳細に調査します。
これらの情報をもとに、具体的な集客戦略や広告戦略を練り、確実な集客を目指しましょう。
接骨院・整骨院の一人開業で売上を増やすコツ
接骨院・整骨院の一人開業で売上を増やすコツを3つお伝えします。
集客に力を入れる
接骨院や整骨院の売上を増やすための第一歩は、しっかりと集客活動を行うことです。
集客と言えば宣伝が基本です。地域のイベント参加や口コミの促進、そしてお客様からの紹介は、あなたの接骨院・整骨院の知名度を高める素晴らしい方法となります。
さらに、集客の幅を広げたい場合、ウェブ広告を検討するのも一つの手段です。Google検索での上位表示を目指すことで、多くの人々にあなたの院を知ってもらうことができ、新たな来院者を増やす可能性が高まります。
集客については、以下の記事もご覧ください。
リピート率を高める
新しい顧客の獲得も大事ですが、一度来院した患者が再度利用するリピート率の向上がさらに重要です。
一回限りの利用で終わらせるのではなく、顧客に再度来院してもらえるような魅力を持つことが、安定経営の鍵となります。
サービスのクオリティを一段と高めるだけでなく、他にはない独自の施術メニューや、2回目以降の利用でお得感を得られるようなクーポン提供、または料金割引の回数券などの施策を取り入れることで、リピート客を増やしましょう。
顧客単価を上げる
一人での接骨院・整骨院運営において、1日の患者受け入れには限界があります。そのため、患者一人当たりの売上、いわゆる顧客単価を上げることが重要です。
顧客単価の向上策として、保険適用外の自費診療メニューを増やすのが一つの方法です。これにより、収益を安定させるだけでなく、より質の高いサービスを提供することで、患者の満足度も高めることができるでしょう。
整骨院・接骨院の一人開業に関するQ&A
整骨院・接骨院の一人開業に関して、よくある質問にお答えします。
整骨院・接骨院を一人で開業すると年収はいくら?
全国の柔道整復師の平均的な年収は、大体400万円程度となっています。
とはいえ、一人での開業の際の収入は、この平均よりも少し低いことが多いようです。具体的には、年収は300万円から800万円程度と言われています。
もちろん、地域や集客力、提供するサービスの内容によって変動するため、一概には言えませんが、これらの数値は参考として頭に入れておくと良いでしょう。
まとめ【整骨院の一人開業ならジャパン柔道整復師会へ】
今回の記事では、整骨院・接骨院の一人開業について解説してきました。
開業コストが抑えられたり人間関係の悩みがなかったりといったメリットがあります。しかし、困ったときに相談できる相手がいないなどのデメリットもありますし、成功するためには戦略を練る必要があります。
そこで、接骨院や整骨院の開業を考えている方には、ジャパン柔道整復師会のサポートがおすすめです。
当会では、開業から経営の各ステージでのご支援を行っています。特に、開業に際しては、専門のセミナーや物件選びのアドバイス、地域の市場調査、そして融資関連の書類作成のお手伝いなど、多岐にわたるサービスを提供しています。
さらに、医療事務をスムーズに行うための「NOAH」というレセコンシステムや、レセプトの請求代行サービスも提供しております。経験豊かな当会のスタッフがサポートしますので、院長としての業務に専念し、患者様との関係構築に集中することが可能です。
整骨院の一人開業なら、ジャパン柔道整復師会にお任せください。