コラム
整骨院・接骨院の開業は儲からない?儲かるためのポイントについて解説!
2023.11.9
「整骨院の開業は儲からない」という話を聞いたことはありますか?結論、整骨院の開業はポイントを押さえれば、利益を上げることが可能です。
本記事では、整骨院の開業が儲からないと言われる理由や儲かる整骨院のポイントを解説します。
整骨院・接骨院の開業は儲からない?年収はいくら?
整骨院や接骨院の開業が儲かるかどうか、この疑問を持つ人は少なくありません。しかし、実際には利益を上げるチャンスはしっかりと存在します。
柔道整復師として独立開業した場合、年収は300万円から800万円の間と言われています。このデータからも、開業におけるビジネスチャンスは十分に考えられるでしょう。
もちろん、開業地域や集客方法、治療の質などが収益に大きく影響しますが、適切な戦略と努力を組み合わせれば、高収入を実現する可能性も十分にあります。
整骨院・接骨院の開業が儲からないと言われる5つの理由
整骨院・接骨院の開業が儲からないと言われる理由は、5つあります。
競合が多い
整骨院や接骨院の増加は目を見張るものがあります。特に都市部では、同じエリア内で複数の院がひしめき合うことも珍しくありません。
その結果、顧客の獲得競争が激化し、新規開業者や独立を目指す者は独自のサービスや価値提案を持たないと、市場での差別化が難しくなっています。
このため、事前のリサーチやマーケティング戦略の策定が非常に重要となります。
保険収入が縮小している
近年、健康保険の改革や制度の見直しにより、整骨院・接骨院の保険収入が減少傾向にあります。
これにより、固定的な収益源としての保険治療の依存度が下がり、自費治療などのサービス強化が求められるようになってきました。これが経営を難しくさせる一因となっています。
廃業率が高い
整骨院・接骨院業界の廃業率は他の業界に比べても高い傾向にあります。
これは、上述の競合の増加や保険収入の縮小、さらに適切なビジネスノウハウを持たないまま開業するケースが多いためと考えられます。適切な知識やサポート体制がないと、開業後の経営が困難となるリスクが高まります。
時間に対して客単価が低い
多くの整骨院・接骨院では、一人の患者にかける時間が長く、その対価としての収益が比較的低い傾向があります。
これは、治療の質を確保するための時間が必要でありながら、その対価としての収益が伴わない場合が多いためです。これにより、労力に対するリターンが低くなることが挙げられます。
融資を受けにくくなっている
昨今、金融機関は整骨院・接骨院への融資に対して慎重な姿勢を強めています。これは、業界の廃業率や収益構造を鑑みた結果、リスクが高いと判断されているためです。
新規開業や設備投資を考える際に、融資の取得が困難となることで、経営資金の確保が難しくなっています。
整骨院・接骨院の開業で儲かるためのポイントとは
整骨院・接骨院の開業で儲かるためのポイントを6つご紹介します。
ターゲットを明確にする
整骨院・接骨院を開業する際、最も重要なのは、自院のターゲット顧客を明確にすることです。
地域の住民や通勤・通学者、アスリートなど、誰をメインにサービスを提供するかをはっきりさせれば、効果的な宣伝やサービスの特化が進められます。市場調査や競合分析を行うことで、独自のニッチなポジションを築く手助けとなります。
自費メニューを増やす
保険治療だけに依存するのではなく、自費メニューを増やすことは収益の安定化につながります。
マッサージや骨盤矯正、美容整体など、独自の特色を持ったメニューを設けることで、多様な顧客のニーズに応えることができます。これにより、患者の満足度も向上するでしょう。
新規の患者を集客する
開業初期の集客は生命線です。
広告やSNSを活用しての情報発信、周辺エリアへのチラシ配布、セミナーやワークショップの開催など、さまざまな手法での積極的なアプローチが求められます。また、口コミや紹介による新規患者獲得のための戦略も考慮しましょう。
リピート客を増やす
一度来院した患者にリピートしてもらうためには、質の高いサービスとコミュニケーションが不可欠です。
アフターケアや定期的なフォローアップ、特別なプロモーションなど、リピートを促す取り組みを計画的に行うことが大切です。
患者と信頼関係を築く
患者との信頼関係は治療効果だけでなく、経営の成功にも直結します。
親身なカウンセリング、患者の意見を真摯に受け止める姿勢、約束を守ることなど、日常の中での細やかな配慮が大切です。
一人で開業する
開業初期はコストを最小限に抑えるため、一人での運営を検討することも一つの方法です。
自分の得意分野や役割を明確にし、必要に応じて外部のプロフェッショナルにサポートを求めることで、効率的な経営を進めることができます。
儲からない整骨院・接骨院の3つの特徴
開業前の計画段階が不十分である場合、どんなに日々の運営を工夫しても収益を上げることが難しいことがあります。成功するためには、開業前の段階での注意深い準備が不可欠です。
儲からない整骨院や接骨院にはいくつかの共通点が見られます。以下では、それらの特徴を詳しく解説していきます。
立地が悪い
整骨院・接骨院の成功には、良好な立地が欠かせません。
駅から遠い場所や人通りの少ないエリア、近くに競合店が多数存在する場所など、不利な条件の中での開業は集客を難しくします。また、近隣の住民の特性や通勤・通学のルートを考慮しないまま開業することもリスクを増加させます。
立地選びについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
競合と差別化が図れていない
近くに同じようなサービスを提供する整骨院や接骨院がある場合、明確な差別化ポイントがなければ顧客は新規の整骨院・接骨院を選ぶ理由がありません。
特に、治療手法やサービス内容、料金などが競合と同じであれば、新規開業は非常に困難です。独自の特色や付加価値を持たせることが、競合との差別化の鍵となります。
コンセプトについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
商圏調査を実施していない
商圏調査とは、自店のサービスを利用する可能性がある地域の人々の動向やニーズを調査することです。
この調査を怠ると、開業後に需要と供給のミスマッチが生じるリスクが高まります。極端な例ですが、高齢者が多いエリアで若い人向けのサービスを提供するようなケースでは、十分な集客が難しくなることが予想されます。
まとめ【整骨院の一人開業ならジャパン柔道整復師会へ】
今回の記事では、整骨院・接骨院の開業で儲かるためのポイントについて解説してきました。
ターゲットを明確にする・自費メニューを増やすなどいくつかのポイントがありますが、いちばん重要なのは開業前の準備を丁寧にすることです。
整骨院・接骨院の開業をする際、強力なサポートをしてくれるのがジャパン柔道整復師会です。
開業から経営までの多岐にわたるサポートを展開しており、特に開業準備の段階での強力なサポートが受けられるのが魅力的です。
例えば、開業に向けたセミナー提供や理想的な物件の紹介、そして重要な商圏調査、さらには融資関連の書類作成のお手伝いなど、あなたの開業を全力でバックアップします。
さらに、ジャパン柔道整復師会が提供する「NOAH」というレセコンシステムやレセプトの請求代行サービスを利用することで、医療事務の負担が大幅に軽減されます。
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