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レセプトの転帰とは?正しい書き方・使い方を解説!

 

レセプトを書くときに転帰のつけ方について迷った経験がある方は多いのではないでしょうか?記録として残しておくためにも転帰は正確に記さなければいけません。

そこで、今回の記事ではどのような状況で、どのように転帰をつけるべきなのか詳しく解説していきます。ぜひご覧ください。

 

レセプトの転帰とは?

転帰とは治療の経過や結果、またその見通しのことを指します。それらは以下の4つに分けることができます。

 

治癒

次の施術は必要ないと判断できる場合や、症状が消えてしまった場合がこれに当てはまります。最終来院日に完治していなくとも、その後の来院がなく、治癒したであろうと予測できる場合もこれに入ります。

 

中止

患者様の都合で来院されなくなった場合などが中止に当たります。例えば、患者様が遠くに引っ越された場合や、亡くなられた場合です。治癒しただろうと予測はできないものの、患者様のやむを得ない理由で来院がなくなった場合が中止となるので、施術者の判断で中止とすることはできません。

 

転医

今後は医療機関などの別の場所で治療することになった場合、転医になります。

 

継続(無表示)

治療をそのまま継続している際や、再度の来院が必要だと判断される場合は継続となり、レセプトでは無表示です。

 

 

正しい転帰の書き方・使い方とは?

患者が入院をしてしまい、院に通えなくなったケース

そのまま来院がない場合は「中止」に当たりますが、もし退院されて来院があった場合は、新規には当たらず、「継続」になります。その際は「前回【中止】にしたが〇月〇日に来院があったため【継続】とする」といった旨をきちんと記載しておきましょう。

 

骨折の疑いがあった患者で、検査したところ骨折していなかったケース

検査の結果、手術を行わなかった場合は「中止」に当たります。中止は施術者の判断で決めたわけではなく、やむを得ない理由で決まった場合になりますので、この例もそれに当てはまります。

 

 

まとめ

今回の記事では、転帰の付け方について項目ごとに詳しく説明しました。ポイントを理解することができれば、転帰をつけるのはそれほど難しいことではありません。

 

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