コラム
整骨院を繁盛させるには?効果的な集客で売上UP!
2022.7.1
整骨院の開業支援、売上・集客支援、レセコンシステム「NOHA」の提供をおこなうジャパン柔道整復師会です。
整骨院の数は増加の一途を辿り、今やどのような街にも必ずと言っていいほど数件の整骨院が見受けられるようになっています。しかし、整骨院の数が増えたとしても潜在的な患者数は変わらないので、競争優位に立つためには効果的な集客をおこなう必要があります。
そこで今回は、整骨院を繁盛させ、安定した経営を保つための集客方法を具体的にご紹介します。
整骨院業界の現状
厚生労働省が発表した「令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると、平成22年には37,997か所だった柔道整復の施術所の数が、令和2年には50,364か所に増えています。その要因の一つとして、平成10年に柔道整復師養成施設開設の規制が緩和されたことにより専門学校の開校が相次ぎ、その卒業生たちが開業し始めたことが考えられます。また、産業構造の変化によりデスクワークが増え、慢性的な肩こりや腰痛などを抱える
人たちの受け皿として整骨院のニーズが高まっていることも関係しているでしょう。
いずれにしても、今後も増加傾向は続くことが予想され、ますます競争が激化する中で、“集客”というのは整骨院が生き残るための必須の手段だということです。
参照:厚生労働省「令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」
集客のポイント
ターゲットに合う集客施策を実行する
ターゲットによって集客施策は変わってきます。ターゲットはステータス別、年齢層別に分けて考え、それぞれに相応しい施策を選択することで高い効果を発揮します。
まず、ステータス別に考えると、「新規患者」「既存患者」「休眠患者」の3タイプに分けることができます。「新規患者」に対しては、チラシやDMなどで直接存在をアピールし、初回来店特典などで、一度でも足を運んでもらうような施策をとると良いでしょう。
「既存患者」に対しては、継続治療による効果を伝えることや、回数券制度や割引制度などを導入して、コンスタントに通うことの意義とお得感をアピールします。既存患者を繋ぎ止めることでリピーターの増加につながり、ひいては安定した経営につながりますので、既存患者のケアは最重要課題として注力しましょう。
「休眠患者」に対しては、存在を“思い出してもらう“ことが重要です。来院歴があるということは、その時何らかの体の不調があったからなので、「その後どうですか」「最近の調子はどうですか」などのメッセージをDMなどで伝えます。そうすることによって、「せっかくだから久しぶりに行ってみようかな」という気持ちになるかもしれません。
次に、年齢層別に考えると、「若年層」「中高年層」に分けることができます。
「若年層」に対しては、WEB集客が効果的です。ホームページは制作して終わりではなく、検索上位にあがるようにSEO対策をするなど、継続的なアクションが大事です。また、TwitterやInstagram、LINEなどのSNSなどを利用して拡散させることも効果的でしょう。
「中高年層」に対してはチラシやDM、新聞折込などがよいでしょう。古典的な方法ですがモノとして手元に残るため、情報が流れずに記憶に残る可能性が高くなります。
離脱を減らす(リピーターを増やす)
既存患者の離脱を減らすこと、つまりリピーターになってもらうことこそ、集客の最大のポイントと言っても過言ではありません。
既存患者はすでに来院歴があるので、ある程度の情報を持った状態でのアプローチが可能です。つまり、新規獲得よりもリピーター獲得の方がコスパも良く、効率的に集客できるということです。
リピーター獲得のメリットとして、「リピーター客の紹介によって新規患者を獲得できる」点も挙げられます。家族や友人・知人からの紹介で来院される場合もありますし、インターネット上の口コミサイトなどを通じて新しく来院してくれることもあります。特に後者の場合は、非常に広く自院の魅力をアピールできるでしょう。
「リピーターの多さ=満足度の高さ」でもあるので、満足してくれる患者さんが増えればその分リピーターも増えていき、結果的に口コミや紹介によって新規患者も獲得できる可能性がアップします。
集客の手法
チラシ
チラシの配布は、近隣住民に向けての知名度向上が期待できます。どんなに腕の良い整骨院でも、そもそも名前や場所、存在を知られていなければ患者さんはやってきません。開業時は特に、「整骨院の存在を知ってもらうこと」が重要です。
また、開業時に直接的な集客につながらなくてもチラシを配布して整骨院の名前だけでも認知してもらうことで、未来の顧客獲得につながる可能性もあります。手渡しやポスティングなどで積極的にチラシを配布しましょう。
看板
アイキャッチとして看板も効果があります。一言で「看板」といっても様々な種類があるので、代表的なものをご紹介します。
ファサード看板
ファサード看板とは、入り口の上に設置する横長の看板のことです。住宅の表札みたいなものなので、お店の場所をアピールし、患者さんは迷わずに来院することができます。
突き出し看板・袖看板
建物から突き出した看板です。ビルの2階以上に整骨院があり、通常の看板や置き看板を設置することが難しい場合は、この突き出し看板を設置することをオススメします。
置き看板
店舗の入り口前の地面に置いておく看板です。店舗が路面に面しており、ある程度広く道を使用できる場合には、通行人や走行している車に対してアピールすることができるのでおすすめです。
タペストリー看板
タペストリーを看板として用いたものです。一概には言えませんが、高級住宅街の中に店舗がある場合、看板を設置すると下品な感じがするという理由で敬遠されるケースもあります。そのため、そのような立地であれば、看板よりもタペストリーなどで周知をした方が良い場合もあります。
ホームページ
ホームページを作成して、WEB集客をはかることも効果的です。ただし、先述したようホームページは制作して終わりではなく、検索上位にあがるようにSEO対策をするなど、継続的なアクションが大事です。SEO対策は分析が必要であり、ホームページの状況や動きに合わせて施策を毎回考えなくてはいけないので、プロ運用会社に依頼することがおすすめです。
SNS
SNSは拡散力と瞬時性があり、若年層の間で絶大な支持を得ています。タイムリーな情報を頻繁に載せることによって、既存患者や休眠患者の興味を惹かせることができます。
オペレーションの改善
例え集客が成功しても、肝心の整骨院体験がよくないものであれば、リピートには繋がりません。ここでは、整骨院のスムーズなオペレーションのためのポイントをお伝えします。
待ち時間を減らす
コロナ禍ということもあり、待合室の混雑緩和のためほとんどの院では予約システムを導入しています。このことにより、待合室で何十分も待つような状況はめっきり減りましたが、それでもやはり施術時間のズレなどで患者さんを待たせてしまうこともあります。ズレは後の時間になるほど蓄積されていくので、予約システムでは予約を入れない予備時間なども設定し、時間のズレを都度解消して待ち時間を減らしましょう。
データを分析する
来院数、来院時間、客単価、人気の施術メニューなどを分析することによって、患者さんのニーズがわかります。綿密なデータ分析により、施策の無駄を排除できます。
まとめ
整骨院は開業後の安定した経営があってはじめて成功といえますが、絶えず患者さんが訪れるような繁盛店になることは簡単ではありません。
そこで、私たちジャパン柔道整復師会では、整骨院の安定した経営のために幅広い支援をおこなっております。柔道整復師の先生が安心して施術に集中できるように、集客支援や人材教育支援からレセコン請求代行やレセコンシステム「NOHA」のような事務的なことまで、サポートします。
整骨院の開業を目指している方、整骨院の集客でお悩みの先生は、ぜひ一度お問い合わせください。
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